店長ひとめぼれのバラです
2012年の初夏、とあることがきっかけで知ることになった Rose Farm KEIJIのバラ。
写真で見るととてもステキな雰囲気のバラで、俄然興味が出た私たちは、滋賀県に農場があることを知り、実際におじゃまさせてもらうことになりました。
出迎えてくださったのは、農場を経営する國枝啓司さんと健一さん親子。
早速、栽培しておられるバラを見せていただきました。
作り過ぎないバラ
普段、お店で扱うバラは、茎が太くて背筋もピンッとまっすぐなものが大半です。
こういったバラは、アレンジや花束を作るとき、簡単に折れず、水が下がりにくくとても扱いやすいものです。
ですが、Rose Farm KEIJI のバラは、どちらかというと茎の線が細いのですが、
とてもしなやか。
なので、バラが咲いてくると、自然にしなだれる感じがとても優美です。
こんなバラもあるんだと、私たちもいい意味で驚かされました。
お話をうかがうにつれ、思ったことは、
バラを人間の扱いやすいように「作り変える」のではなく、
より美しいバラの姿を引き出そうとしているんだろうなぁということ。
畑もなるべく自然に近い状態なのもうなずけます。
國枝啓司さんの
「菊のようなバラではなくてね、コスモスのように風にゆらゆらとゆれるような、
あんな感じのバラを作ってるんですよ」というお言葉に
私たちはとてもいいバラに出会うことができたと、とてもうれしく感じました。
- 落ち着いた赤が印象的
- 「花見小路」 桜の花をイメージしたバラ。八重桜のようでほんとうにきれい
- 「結(ゆい」 なんともいえない絶妙な色合いに、スタッフ一同悶絶
早速仕入れてみました。
いろんなステキなバラに出会って、さらに國枝親子のやさしい人柄に触れることができ、やや放心状態で帰路についた私たち。
さて、どのバラを仕入れようか、どうやってお店で売っていこうか、
帰りの車中はその話題で終始持ちきりでした。
そして後日。
さっそく、Rose Farm KEIJIのバラが入ってきました。
入荷してすぐは、つぼみの状態なのでとても小さく、「あぁ・・なんか繊細」が第一印象。
でも、それは長持ちしないとか、花が小さいということでは決してなく、むしろその逆。
とても長持ちしますし、さらに花弁の枚数の多いこと!
そうして店長が作った、Rose Farm KEIJIのバラだけで作ったアレンジが上の写真です。
ホワンとしなだれる柔らかなラインは、このバラじゃないと出せません。
ますますこのバラのファンになりました。